Column No.101 (2004/11/10デイリースポーツ掲載分)
◎ゴルフの楽しみ方


62のスコアーで優勝の4人衆・・ちょっぴり誇らしげです。

  この季節になると、色々なゴルフコンペが行われる。豪華商品が出たりチャリティーと称するオークションあり、演芸ショーありと様々だ。ゴルフ日和でコースとペアリングが良くても、表彰式が長すぎると、帰りの交通渋滞が気になって、商品さえ貰えば「さようなら」。まして、スコアーに拘わりすぎると楽しいゴルフも、恥をかきたくない一念で苦痛になる。
 日本のアマチュアのゴルフの楽しみ方のほとんどは、ストロークプレーだが、実はそれだけではないというコンペに先日参加した。4人一組となって、その組の一番いいボールを選んでプレーする「ベストボール方式」である。「自分のスコアーがわからないから面白くない」「いつも上手い人のボールのところで打っていては自分のプレーとはいえない」と内心不満に思っていた人たちも、いざ始まってプレーが進むうちに、そんなことは忘れたかのように「ティームとしての団結と和気あいあいの雰囲気」にのめりこんで、どの組も笑顔、笑顔、励まし、弾む会話になる。下手な人でもロングパットが入ってティームに貢献する。仲間のミスを救う素晴らしいショットを打つこともあるのだ。
 このコンペを主催したのは「アコーディア・ゴルフ」という全国ネットワークを展開しているグループだった。この一年間で、北海道から九州まで74のゴルフ場を管理、「カジュアルで楽しいゴルフ」をテーマにしている。この日、優勝した4人の組のスコアーは62という見事なスコアーになった。ハンディ32という女性が4つもバーディパットを沈め貢献した。アマチュアでは夢のスコアー、4人で力を合わせての62である。
 コースはアコーディア・ゴルフのネットワークの一つ、10月に男子トーナメントのアコムインターナショナルが開かれた茨城県の石岡ゴルフGC、そう、昨年ここで、倉本昌弘が日本で初の59をマークしたコースなのだ。残念だったのは、その記念碑がないのだ。アメリカでは「ミスター59」のアル・ガイバーガーの碑は」コロニアルCCに建立されている。日米ゴルフ文化の差はこんなところにもあるようだ。
 それはさておき、「ベストボール」のコンペ、みんなで楽しめますよ。実は、私の主催する「羽ばたく会コンペ」は、明日千葉県の立野クラシックGCで行う。好天を祈るだけだ。



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