Column No.88 (2004/07/21デイリースポーツ掲載分)
◎沈黙は金にあらず

 「星野さん、やっぱりあなたは偉い。あんたが大将や」と思わず拍手、喝采を送っています。球団への意見具申と行動は阪神のオーナーを動かし新しい展開へと発展しつつあります、近鉄の選手たちは署名活動を始めました。オリックスはファンへの感謝の挨拶を行っています。私が中継に出かけるスタンドにも「合併反対」や「パリーグ存続」のボードが並んでいます。選手たちも自分の意見を述べ行動を起こし始め、ファンもサポートしています。今こそ、勇気をもって意見をいうときでしょう。
 根来コミッショナーへ申し上げたい。法の専門家だから「私には権限がない」といわれるのだろう。しかし、そんなことはいいのです。今はプロ野球のあるべき姿についてあなた自身の意見を述べることなのです。あなたにとって今は第二の人生のはずです。首になってもいいじゃないですか。コミッショナーになった時、あなたは何をしようと思ったのですか。セ・パ・コミッショナーも同じです。所信を鮮明にすることが大切でしょう。
 次に、ゴマンといる評論家、解説者は首をかけてでも言いなさい。TV、新聞、スポンサーの関わりで言い難い立場にいる人も多いでしょう。それでも、できる範囲でいいのです。マスコミの基本は早く、正しく伝え、論評することにあります。解説者はプレーだけ話していればいいのではないのです。野球界全体について、あなたの見識を問われるのです。それが評論家というものです。野球評論家の名刺はだてではありません。
 マスコミもプロ野球OBが、もっとものを言える場を提供してあげてほしいのです。ことに、巨人OBさん。球界のリーダー出身なら発言に影響力があるでしょう。
 今度のことで私は近鉄の中村紀を見直しました。そう、「五輪をボイコットするぐらい」の大事な時なのです。金メダルより大切なものはあるようです。
 今、阪神が実行委員会に提案しようとしている内容こそが「真の球界の改革」への基本となるはずです。すなわち、巨額の加盟料廃止、年棒見直し、ドラフト改革、交流試合導入、TV権料の一括。つまり、脱巨人なのです。 



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