Column No.18-1 (2003/03/04スポーツ紙掲載分)
デイリー・スポーツ
元NHKアナ島村氏「星野監督は生きた教材」
プロ野球新人研修会で講演
本誌掲載星野語録の熟読も奨励

新人選手研修会で阪神・杉山は同僚の中村泰(右)と談笑=新横浜プリンスホテル


 プロ野球新人選手研修会が3日、横浜市内のホテルで81選手が参加して行われた。五輪7回出場の橋本聖子氏、前横浜の石井浩郎氏らが講師としてスポーツ選手の心構えを説き、元NHKアナウンサーの島村俊治氏は「話し方、インタビューの対応」のタイトルで講演。新人たちに「阪神・星野監督の話し方を参考にしてください」と“闘将話術”を勧めた。
 未来のヒーローとなるには話術も必要条件。数々のインタビューをこなしてきた島村氏は「星野監督ほど面白く、厳しく語れる人はいない。受け答えの時も“そうですね”とは言わず、必ず自分の考えを言う」と巧みな話術を解説。闘将を生きた教材に指定した。
 「デイリースポーツに星野監督の語録が載っているけど、ああいうのを読んでいただくと会話をする上でも役に立ちます」と“語録の”熟読も奨励した島村氏。「阪神に入団した人はいいですよ。話し方の参考になる方がいる」との言葉に、杉山、中村泰も「勉強になりました」と口をそろえていた。

スポーツ・ニッポン
ルーキーの模範はゴジラ

 「2003年NPB新人選手研修会」が3日、横浜市の新横浜プリンスホテルで行われ、12球団のルーキーが出席した。研修ではアルベールビル五輪銅メダリストの橋本聖子参議院議員、昨季限りで引退した元横浜の石井浩郎氏らが講演。
 「話し方、インタビューの対応」という演題で講師を務めた元NHKアナウンサーの島村俊治氏は「松井選手ほどキチッと立派に受け答えできる選手はいない。彼は決してウケを狙ったり面白いことを言うわけではないが、自分の考えを正直にしっかり伝えている」と話、ヤンキースの松井を“模範として取材”に対応することを説いていた。
 セ・リーグを代表して小池唯夫パ・リーグ会長から修了書を受けたのは巨人の木佐貫。前日、福岡ドームでのダイエー戦で好投し、新垣とともに注目を集めた。かつて大学日本代表のチームメートだったダイエー・和田らとあいさつを交わすなど“松坂世代”は和気あいあい。講演では巨人OBでもある石井氏の話が印象的だったようで「野球の対する心構えや精神的なものが参考になりました」と目を輝かせていた。



--- copyright 2001-2002 New Voice Shimamura Pro ---
info@shimamura.ne.jp