Column No.08 (2002/12/13デイリースポーツ掲載分)
◎ゴルフコンペあれこれ

 この季節、いろいろなゴルフコンペが行われる。
 元大リーガー・マッシー村上のコンペは、今年も知的障害者の支援をテーマにしたチャリティ大会。コースの茨城セントラルでは、たまたまシニアのプロアマ大会も開かれており、青木功プロに久しぶりに会ったので、パーティに呼ぶと、参加した180名は大喜び。
 「俺もマッシーもアメリカで道を切り開いた。こういう活動はアメリカでは皆が協力する。ゴルフの本当の楽しみ方を求めて欲しいよ」と、いかにも青木さんらしいコメントで盛り上げてくれた。
 巨人の名脇役として活躍した瀧安治さんのコンペは、ガン撲滅をテーマにした「べべサンタクロースチャリティー」は今年で15年になる。プレーの後、明治神宮記念会館でのパーティーには、老いをテーマにベストセラーを連発する、日野原重明さんもお見えになり、「ますます元気な老後」と「生き方」をミニ講演、オークションの司会役、巨人の川相選手のせりは今年も素晴らしかった。
 この種のせりは大声を出し、品がないことが多いが、川相選手はほのぼのとしたユーモアがあり、人柄がにじみ出ていてホッとする。「せりは高く売れればいい」というだけではない。将来の解説者としては高く売れること間違いなしだ。
 星野仙一監督を囲む「ダンプ会」は8回目、去年の挨拶で、「NHKにお世話になります」。と言った数日後に阪神の監督に就任した。このコンペで星野監督はハンディに恵まれて優勝、今年の挨拶は来年のオーダーを1番から8番までスラスラと披露した。勿論、4番はノリ。もっともダラダラすることの嫌いな即決タイプの仙ちゃんとしては、「我慢もほどほど」といった心境に見受けられた。
 星野監督がマナー、礼儀、挨拶、態度、といった立ち居振る舞いを重んずることを、「ノリ」は知らないんじゃないのかい。選手や監督の素顔がのぞくゴルフコンペ、遊んでいるようだがそれだけではない。



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